晴工雨独

晴れていても、雨が降ってもいても、黙々と手を動かしている毎日です。

RFID Detectorを食する その4

速度計も出来上がりましたので、これまでの疑問点を再確認しました。

1.車両の構造による影響
2.進行方向により認識速度に差があるのはなぜか?
3.タグの構造による認識速度

試験用レイアウトは直線で行いました。

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直線2.5m以上で中央部に速度計とRFIDの検出部を設置しました。

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画面 左側 速度計 中央 RFID検出部 右側 Desktop Station

イメージ 3
車両の影響をなくす為、木製クリップで両側に延長してピン型のタグを取り付け、車体下部には速度検出を兼ねて丸タグを設置した。

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            タグの先端はレールとほぼ同じレベル

イメージ 5
速度表示例(スケールスピード)でHOゲージなので暫定で定数を1/80に設定している。


試験結果

1.車両の構造による影響

 車両の材質により認識速度に影響がある。
 金属フレームは、影響が大きい。 

2.進行方向により認識速度に差があるのはなぜか?
 
試験車両をHOゲージの金属フレームで電界の影響を受けないように車両より張り出しによりタグを両側に取り付けて走行試験を行ったが明らかに進行方向により認識速度に差異が生じた。
試験車両はモータの取り付け位置が片側の台車上についておりモーター台車がRFIDアンテナを通過した後タグを通過させて方が認識速度が明らかに速い。 理由は? モーターの磁界がアンテナに良い影響を与えているかも?
以下の速度はスケールスピード

モーター台車側 タグ 前進  110km
モーター台車側 タグ 後進  140km  180km(Max)

常に安定した認識速度 100km

3.タグの構造による認識速度

  丸タグ    60km(車両の下部取り付け)
  ティータグ  100km(電界の影響をなくす様に取り付けに工夫が必要) 

 

車両の材質やタグの取り付け場所を厳選すればヤードレイアウトなどで
車両認識によりポイント切替などに充分実用化になると思われます。