晴工雨独

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RFID Detectorを食する その1

鉄道模型を楽しんでいる皆さんにとって車両識別ができると、より複雑なコントロールが可能になり、楽しみが倍増すると思われます。
今回、やあさん様が開発されたRFID Detectorの実験機材を頒布頂いたのでレポート致します。

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左端  RFID Detector 基板
中央上 アンテナ
中央下 RDIFタグ
右端  RFID リーダー
 

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               RFIDリーダー部(表面?)

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             RFIDリーダー部(裏面)

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                                アンテナ部

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           アンテナ部 47×34×2

アンテナ部はエナメル線で作られており樹脂(?)で固めてあり、結構硬く型の修正は難しそう。
手始めにアンテナ部をレールに取り付けるところから始めてみます。
最初に簡単にレールに取り付けられる方法を模索しました。
チャレンジ①
やあさん様がKATOのHOレールを使用して実装されていたので同じようにKATOのフィーダーレール(2-151)を使用して行ってみました。

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      カバー部をコイルの型に合わせてヤスリで削る  

残念ながらカバーの厚みで、ぴったり収容できない

チャレンジ②
S246(2-150)に取り付ける

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フィーダ―レールと同じ金型?都合よく裏蓋のネジ留めに使用可能なダボがありその部分を生かして取り付ける事にした。
コイルのリード線取り出し部がエナメル線直付けなので切れ易いのでボンド等で補強した方が無難な気がする。

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フィーダーレールのカバーと同寸法のプラ板(1㎜厚)をカバーとして2mmの皿ネジで固定し、リード線の取り出し口をボンドで接着し完成。
膨らみもなく満足のいく仕上がり

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                RFID Detector部

何度か製作したボタンデコーダーの基板を応用してのRFID Detectorなので楽に製作が出来た。
変更点は、D1をジャンパー線に変える点とリーダー部に3線引き出す事。
今回は実験なので、気になるリーダー部の基板を剥きだしで使用したが、レール床部に充分収納可能な厚みなので今度チャレンジしてみたい。
実験システムが揃ったのでRFIDの識別試験を行った。

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どの位のスピードまで認識できるか期待して大きなレイアウトにした。

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                   実験システム

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タグ取り付け(中央の白丸) しかしこの部分だとレールとのクリアランスがなく空転するので、あえなく上の部分に移動 ちなみにこの車両は金属性

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          比較用にボデーが木製の車両も用意しました。

RFIDのリーダー性能は金属車両での影響は、特に感じられませんでしたが、スピードに関する性能ですが、当初期待していた巡行速度での読み取りは残念ながら期待外れでした。
実用速度が微速での読み取りまでなら可能です。
今後も実用化に向けて問題点を抽出して改善出来ればシステムに導入に際して運用面で工夫すればDCCの未来が開けると思います。