晴工雨独

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ZXMB5210の評価(その3)

走行試験ローラーでの試験では、ZXMB5210は破壊しなかったので実走行試験を行ないました。

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試験線路とDSblueboxを使用して前回までの評価と同じ条件で走行試験を行ないました。
試験方法は、一定走行した後、走行方向を切り替えるの繰り返しをする。
試験結果は、他の方の状況と同じで見事に短時間で動作不良になりました。
サージ破壊の比較の為にサージ破壊対策したデコーダー(入力ツェナー・出力ダイオード)と対策なしのデコーダーで試験走行しましたが、結果は同じ様な結果でした。
他の方の試験結果で集電不良になると破壊し易いと言う報告がありましたが、見事再現してしまいました。
そこで次の対策として集電不良対策でキープアライドコンデンサ―を追加
した試験を行ないました。

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同じ試験方法で行ないましたが、試験結果は良好です。
今までの試験結果をまとめると下記の結果になりました。

試験方法            デコーダー1    デコーダー2
    
①単体試験              〇          〇

②試験走行ローラー         〇          〇

③実走行試験             ×          ×

④実走行試験Keep alive                  〇     

 ※ デコーダ-1 モーターに RSB18V
 ※ デコーダー2 モーターに RSB18V デコーダー入力にU1ZB15   
   出力にSS2040FL+コンデンサー1μ 
 ※ ④のキープアライドコンデンサ― 1000μF 抵抗360Ω

 ③の破壊の状況がデコーダー1とデコーダー2で微妙な相違がありました。 デコーダー1はドライバーのH回路の片側破壊 試料2個共同じ状況
デコーダー2は全損 試料が少ないので?

以上の結果からZXMB5210には次の対策を行なうと効果が有ります。

①必ずキープアライドコンデンサーを付加する。

②出力にフイルターを付加すると低速時の回転が安定する。

③サージ対策で入力部と出力部にサージアブソーバーを入れる。

今回は軽負荷での評価だったので重負荷では、更に対策が必要になると思います。